♪ヴェルターヴォ・カルテット     
来日直前
メール・インタビュー
   

カルテットを組んだきっかけと、長続きの秘訣は?

1984年、私たち4人とも同じユース室内オーケストラで演奏していて、そこで互いに知り合いました。そのうち弦楽四重奏のレパートリーを弾き始め、フィンランドのコンクールに参加することになったときに名前を決めました。それぞれの結婚前の苗字を組み合わせて“Vertavo”。実を言うと、ノルウェーから海外に出たのは、このフィンランド行きがなんと初めて!アルバン・ベルク四重奏団のヴィオラ奏者、トマス・カクシュカがその時の審査員で、彼はそれからずっと面倒をみてくれました。たくさん教わることがあり、わざわざノルウェーにまで足を伸ばして教えて下さって、私たちの実力アップに献身し尽くしてくれました。
   
  グリーグとはみなさんにとってどんな作曲家?
  グリーグは、自然、山々、フィヨルドなどを作品に取り込み表現しているノルウェーを代表する作曲家。今年は没後100年の記念年です。私たちの根っこ、アイデンティティを様々な面で感じさせる作曲家です。グリーグ作品をうまく演奏するのにノルウェー人でなければならない、ということは決してないのですが、私たちは彼の作品を演奏することをとても誇りに思えるし、グリーグのような作曲家が私たちの支えであること、そして世界各地で素晴らしいグリーグ作品を演奏できることを栄誉と思っています。 
 
 

音楽つくりのモットーは? 尊敬するカルテットはいますか?

どちらかというと冒険にかけるみたいなところがあります。ゆったり、リラックスなどはあり得ない。私たちが音楽を楽しみ、いつも作曲したてのように、新鮮で、音楽がおもしろいと思って演奏しない限り、聞く人がそう思ってくれるはずはないですよね。長い年月をともに演奏している弦楽四重奏団すべてを尊敬しています。そこまで行き着くのは本当に大変なことだと思います。

 
子育てをしながらの音楽活動ですが、子供たちは何人いて、ツアーの時はどうしているの? 
何か子育てでおもしろい話題はありますか?

なんと、効率よく練習する技術がどんどん上達しています! それと今まで以上に、演奏の仕事に感謝をつくづく感じるし、家庭と演奏活動を両立させていくことは私たちの特権であると思っています。音楽にどっぷり浸かり、集中する。そして夜家に戻り、子どもたちとの時間。これも私たちの特権です。

私たち4人の間に、子供は10人います。女の子が4人と男の子が6人。0歳から11歳まで。ツアーで家を留守にするときは、それぞれの夫と両親に頼っています。また、子供たちが一歳になるまでは、ツアーに連れていきます。今回の日本ツアーには、0歳児がいるのでベビーシッターが同行します。リハーサル、演奏会の間、ベビーシッターに面倒をみてもらいます。

家族はとても大切なものです。そこに自分たちの根っこがあると実感しています。子供たちは、たくさんの音楽家に囲まれて日常を送っているので、世の中の人はみな音楽家だと思っています。音楽家でない人がたくさんこの地球にいることをまだ実際知らないみたいです。

 
 
 
 
   
  これからの予定について
ベートーヴェンのレコーディングが間もなく始まるので、ワクワクしているところです。モーツァルトとシューベルトも録音したいと思っています。
 
  カルテットのメンバーそれぞれのキャラは?

ベーリット・カルダス(ヴァイオリン・写真左)
生き生きとしたイマジネーションに溢れ、 いつも冗 談ばかり。

オイヴォール・ヴォッレ(ヴァイオリン・写真中央右)
ツアーにでるときにスタミナ十分の頼りがいのある人。 

ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ・写真右)
心配りのできる、思いやり、気遣いのできる人。 

ビョルグ・ルイス(チェロ・写真中央左)
問題が生じたとき、いつも楽天的にものを考える人。

   

ヴェルターヴォ・カルテット、2007年ツアー(グリーグ没後100年記念)の詳細→こちら

   
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